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2011年1月9日
Truth is a Pathless Land

『真理は途なき大地である』
この言葉はクリシュナムルティが
1929年に自らが長を務めていた「星の教団」の会員を前にして、
正式に「教団」を解散演説をした時の有名な言葉です。

     「・・・・<真理は>途なき大地であり、いかなる方途、いかなる宗教、
      いかなる宗派によっても、近づくことのできないものなのです。
      ・・・・無限で、いかなる条件づけも受けず、どんな途によっても
      接近することのできない<真理>は、組織かしえないものであり、
      また、特定の途をたどるように人々を導いたり、強制したりするような
      どんな組織体も形成されてはならないのです。
      ・・・・・・・
      私の関心事はただひとつ、人間を絶対的に、無条件に解放するということです。」

クリシュナムルティは1895年にインドのマドラスで生まれ、
1909年のある日の夕方、浜辺にいた時に神智学協会のチャールズ・リードピーターによって
世界教師の器として抜擢されました。
世界教師となるべく教育され、さまざまな神秘体験を経験し、
「星の教団」の教団長になりましたが、上に書いたように、解散をしました。
Kは徹底的な懐疑精神で、あらゆる既成の宗教の伝統やイデオロギーを否定し、
世界中をめぐり、多くの講和、対話、著作により、英知の覚醒を促し続けました。
1986年、逝去。

インド、イギリス、アメリカにKの学校があり、
私は高校卒業後、そのイギリスのBrockwood Park Schoolと、
インドのVally Schoolに留学しました。

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「真理」というものは完全な自己認識の中にあるものであって、
他人や本から教えられたり、学ぶものではないと言っています。
自己認識のための方法などありえない。
なので、自分の事も信じないで下さいと・・・

私はヨガを学んでいく上でも、
クリシュナムルティの教えを知っていて本当に良かったと思います。

クリシュナムルティについてかなりざっくりな説明になってしまったので、
興味がある方は本屋さんに行けば本もあるし、
ネットでも調べてみてください。
by hibiyoga | 2011-01-09 12:23 | インドのこと


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